2016.12.17

業務紹介

ノロウイルスの予防について

こんにちは、さんわコーポレーションで工場の管理や書類の作成等を担当しております、
品質管理のオソノです。

 

今年はインフルエンザの流行が早く、11月から始まっています。
食品会社で最も怖いノロウイルスも同じウイルスの仲間なので、同様に大流行しており、
この時期としては、過去10年で2番目に多い感染者数だそうです。

 

『ノロウイルスは、感染者の嘔吐物などが主な感染源で、掃除したあと手を洗えばうつらないでしょ』
と思うかもしれませんが、ノロウイルスは非常にしぶとく、アルコールで滅菌できない上に乾燥にも強く、
残った菌がそのまま風で飛んで口に入ったりしても感染します。

また、感染しても症状が出ない保菌者も多く、知らないうちに食品につけてしまい感染を拡大させてしまう事例も多いのです。

 

食品会社において大切なことは、会社に持ち込まないことなので、さんわグループでは工場だけでなく本社でも、
次のような対策・指導をしています。

 

① 嘔吐・腹痛・下痢のような症状が自分にあれば、出社せず会社に電話報告する。
また、自分が元気でも同居者に症状があれば、出社せず電話報告すること。

 

② 休日の場合でも体調不良で病院に行き、ノロウイルスと分かればすぐに会社に連絡すること。
(製品への対策をするため。)保菌していない診断が出るまで出社禁止。

 

③ 多くの人が利用する公共施設(デパートなど)のトイレでも、必ず工場入場時と
同じ方法で手を洗うこと。

 

④ 社内で嘔吐・下痢をした場合は、品質管理部門に報告し、場に触れないこと。
(塩素殺菌処理をするため)

 

この時期は生産量が増えるため、短期アルバイトの方もたくさん入ってみえるのですが、
製造業務に直接関わらない方も含め、入社日にひとりひとり正しい手洗いの指導を受けてから、
お仕事をして頂いています。

 

ちなみに・・・

 

《手洗いのポイント》
① できれば水でなくぬるま湯で
② 石鹸をつける前に、まず水で汚れをさっと落とす(石鹸の効果がアップ!)
③ 手の平で石鹸をよーく泡立てる(泡立たないと汚れが落ちません)
④ 手の平→手の甲→指を組んで指の間
⑤ 親指と手首は、反対の手でつかんで、横にぐりぐりこすって洗います
⑥ 清潔な爪ブラシで、爪の中も!
⑦ 泡を落とし、よーく乾かして(水気を取って)アルコールを揉みこんで乾かす
(手が少しでもぬれているとアルコールの効果ががくんと落ちます)

 

インフルエンザ対策にももちろん有効なので、みなさまも是非ご家庭で実施してみてくださいね。