2013.12.19

新型レトルト機

こんにちは、品質管理のオソノです。

 

今週末はいよいよクリスマス、店舗本部は「今年の事務仕事は終了!」と
打ち合わせもすませ、もう全国に販売応援に行く準備万端です。
クリスマスが終わっても、年末年始がすぐに続くため、次に会うのは下手したら年明け、
年一番の繁忙期だからこそ、本社は人気がなくなります。

 

クリスマスはもちろん、丸焼きなどを販売しておりますが、
年末も、東京の方ではお雑煮に入れる鶏肉などをお買い求め頂けるそうで、
銀座店などではありがたいことに、地下二階から地上階まで階段で列を作ってお待ち頂いているそうです。

 

オソノは東海地方内しか引っ越したことがないため、お雑煮はシンプル、ダシと醤油ベースに、
餅・餅菜(東海の伝統野菜で小松菜っぽいもの)カマボコのみなので、びっくりしました。
店舗によっては、お雑煮用にカット済みの鶏肉も販売させて頂いています。
私も、今年は鶏を入れてみるのもいいかもしれません。

 

 

さて、工場の方も、11月中旬からお歳暮・帰省土産・クリスマスその他の繁忙期で、
連日夜間まで稼働していましたが、やっと少し落ち着いてきたところです。

 

そんな中ですが、私は製品を作りまくっている横で、新しい大型機械の設置準備をしておりました。
大型の加圧加熱殺菌(レトルト)機
じゃん!大型の加圧加熱殺菌(レトルト)機です。
常温保存可能な、手羽煮などの製品を作る機械になります。

 

大型と言っても、今までのよりってだけで、世間的には普通らしいのですが、
少なくとも数人は楽々入れそうなサイズです。
私の身長より大きいし、今までのは洗濯機みたいな見た目だったのに、
今度のはパイプやコックがいっぱいで、仰々しい感じです。
今まで、手羽煮だと、レトルト機1台につき、75パック/1回2時間弱で殺菌処理していて、
それが9台だったのですが、
この新しい機械は、だいたい同じ時間で一気に600パック以上の殺菌処理が可能で、
やろうと思えば缶詰や、カレーのようなものも殺菌可能なんです!

 

工場では、この殺菌工程や金属検出器のような、
製品の安全性を保つために厳格な管理が必要な工程を「重要管理点」として扱います。
重要管理点は、その管理の仕方を理解していると認定された人しか作業できないルールに
なっています。

 

また、レトルトの時間・温度や、その基準範囲を決める時は、
品質管理・開発・工場が一体になって、
安全性・味・工程上の問題などを何度も検証してから始めます。
それにのっとって、認定を受けた人が、1回運転するごとに記録を確認し、
問題なければそこではじめて、製品として取り扱える仕組みになっています。

 

今年は、他にもいろいろ、ずーっと機械と戦い続けた一年でした・・・。
今年の仕事を見直して、来年に備えたいと思います。